夜尿症について考える⑥

古くからある漢方薬で小建中湯というものがあります。

この薬、実は夜尿症に効くといわれています。

ですが、今まであまり効果を実感できたことはありませんでした。

証(薬の効きやすいタイプの性質)を無視して出し続けていたせいです。

漢方で証というのはとても大事。

小建中湯の証は「かんしゃく持ちであること」なんです。

数年前、抗コリン剤もだめ、デスモプレシンも効果がないお子さんにまた懲りずに小建中湯を処方しました。

どういうわけか2週間くらいしたところから少しずつ効果が出てきました。

とてもおとなしくて温厚そうなお子さんでしたので不思議に思って

「この薬はかんしゃく持ちじゃないとあまり効かないんですけどね~」

というと

「この子、すごいかんしゃく持ちなんです!!」

と思いもよらないご返事をいただきました。

ということで最近では問診の段階で

かんしゃく持ちの有無についてお聞きしております。