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胃カメラは鼻からがオススメ!(院長の胃カメラ体験記)

~口からではなく鼻から胃カメラ~

私はもともと逆流性食道炎をもっています。今回はその状態を状態を確認するため木曜の外来の前に胃カメラをしました。

 

管を口から入れるというのは苦しいものですが、胃カメラも例外ではありません。

当院の胃カメラは現在経鼻内視鏡です。この胃カメラは鼻の穴から入れられる太さです。しかし、鼻の穴が詰まっていたり、狭かったりすると入りません。

 

鼻から胃カメラをするときは、まず最初に柔らかい管で入るかどうかを確認します。

左の方が広い気がしたので、スタッフに「左が広いと思います」と伝え、テストの管を入れてもらいました。

 

入りません。

 

試しに右にも入れてもらいました。

全く入りません。

 

こうなったら内視鏡担当のナツキ先生に無理矢理押し込んでいただきます。

 

~ナツキ先生(内視鏡担当)の腕前はすごい!~

管を入れる前に鼻に麻酔をかけます。

麻酔がかかりました。広い方の鼻に管を入れていきます。

穏やかな顔で管を入れられていますね。 笑

 

入れる途中で引っ掛かり、「メキメキ」という感覚がありました。ちょっと痛い…と思っていたらすぐに先に進んだみたいで痛みが消えました。 そして喉の裏を進んでいきます。舌の根元に少し当たり、嘔吐反射が1回起こりました。検査のために胃は空っぽにしてあるので、一瞬苦しいけど大したことはありません。 口から入れる胃カメラのときは嘔吐反射が何回も起きます。この嘔吐反射を軽減する点が鼻からする胃カメラの最大の長所と言えるでしょう。

喉の飲み込む部分を通過すると余裕が出てきてモニターを見ることができます。 優しく入れてくださったナツキ先生に感謝です。ありがとうございます。


 実際の胃カメラの様子の動画を以下に載せておきます。

~胃カメラで観察しよう<胃>~

さて、今回胃カメラで確認するのは食道、胃、十二指腸、膵臓の入り口です。

これらの内蔵の位置、把握してますか?

食道の次に胃、胃の次は十二指腸があり、十二指腸の一部に膵臓がくっついています。胃カメラを入れる場合は十二指腸まで見るのはお約束となっています。なので、逆流性食道炎には関係のない臓器の十二指腸と膵臓の入り口もチェックしていきます。

 

話を戻しましょう。

食道の次は胃がありましたね。胃の入り口を見てみます。入り口の締まりが悪いですね。やはり逆流性食道炎があります。

 

胃の内部を観察していきましょう。胃を広げてくまなく観察するため、胃に空気を入れます。

空気を入れると、とてもゲップをしたくなります。

「ゲ~~」

勝手に口から空気が出てきてしまいました。

空気を出してもまた胃に空気を入れなければならないので、ここは我慢をしなければなりません。つらいですが我慢します。

 

~胃カメラで観察しよう<十二指腸と膵臓の入り口>~

胃の次は十二指腸を観察していきます。十二指腸にも空気を送り内部を見ます。

すでに述べたように、十二指腸と膵臓は繋がっていましたね。膵臓の入り口であるファーター乳頭部というところをギリギリ見ることができます。

この部分にがんができやすいので必ず観察する必要があります。

 

ここらへんでおならをしたくなります。お腹の中のガスがお腹を膨らませているからです。検査中ですので、おならは出しませんが(笑)

 

観察できたら、再び胃まで戻っていきます。

 

~胃カメラで観察しよう<再び胃>~

さあ、胃の内部を観察していきましょう。

胃の粘膜は一部びらん(出血跡)がありましたが、おおむね良好でした。胃底部の胃液吸い上げて観察したあとは、食道に戻ります。

 

~胃カメラで観察しよう<食道>~

さあ、ここからが逆流性食道炎の観察で一番重要なところです。

逆流性食道炎は胃酸が食道に何度も逆流してきます。その過程で食道の粘膜が傷みます。重症度はこの傷み具合で判断します。観察してみると、そこまで問題はありませんでした。

 

そして、ゆっくりと食道粘膜を戻って食道がんがないか確認します。食道がんは胃カメラをしないと見つけられないからです。

問題なさそうでした。

 

~鼻から胃カメラを終えて~

すべてのチェックを終えて胃カメラを取り出します。

鼻から出すときわずかに出血しましたが、嘔吐反射の少なさを考えれば鼻血など気になりません。

ただし、喉の麻酔が効いているので唾を飲み込むのは1時間ほど難しいです。水分を飲み込めたのは2時間後くらいからでした。

検査後、数時間の間はしばしばゲップがでてその度にお腹が小さくなるのを感じました。

 

口から入れる胃カメラよりも鼻から入れる胃カメラの方がずいぶんと楽なので、胃カメラをやる際は鼻から入れる胃カメラをおすすめします。