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血圧の左右差(後日談)

今回は「血圧の左右差」の後日談になります。


前回の話はこちら


血圧の左右差があった患者さんを近所の循環器内科(心臓専門の内科)のある病院に紹介しました。(この患者さんは右腕の血圧は160/100mmHg、左腕の血圧が120/100mmHgで、左腕の血圧が右腕の血圧よりも低く、その血圧の左右差について質問してきた患者さんでした。)


その検査結果が返ってきました。次の画像は心臓を後ろ側から見ている画像です。

AとBはどちらも心臓から出る血管の一部です。

さて、問題です。Aの血管とBの血管、どちらが狭いでしょうか?



答えはBです。


 

「ここ」と書かれたところがかなり狭くなっているとわかりますね。

「ここ」と書かれている血管は左腕に血液を送っています。なのでここが細くなっていると左腕の血圧が上がらなくなります。

 

ただ、左腕の血圧が上がらなくても左腕が動かなくなることはないので、この血管を広げる必要はないでしょうというお返事を循環器内科の先生から頂きました。

そして「血圧を測るなら右腕にする」ことで血圧の治療は右腕の血圧で考えていくことになりました。

 

「ここ」の血管が細くなって血栓ができる可能性があります。しかし、この血管は脳へ向かっていく血管ではないので脳梗塞にはなりません。

 

血圧の左右差がある場合は内科医療機関に受診することをお勧めします。