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大人の夜尿症

~前立腺肥大症ってなに?~

前立腺肥大症とは、大人の夜尿症のことです。しかし、「おもらし」することではありません。夜中に何回もトイレのために起きてしまうのが大人の夜尿症です。

トイレに起きてしまう回数は人によってさまざまです。なかには4回も起きてしまう人がいます。

 

夜中に4回も起きてたら寝不足になってしまうのでは?と心配になりますが、ほとんどの患者さんはそのまますぐに二度寝できるようで日中の活動に影響はないみたいです。

 

~ふらつきは薬が原因?~

「前立腺の薬を飲んだらふらつくようになりました」と患者さんに言われました。

 

前立腺肥大症によく使われるαブロッカーという薬は、元々高血圧の治療薬として使われていました。この薬には尿道を広げる作用もあるとわかり前立腺肥大症にも使われるようになりました。血圧を下げる薬なので、副作用でふらつくことがあるんですね。もしも立ち上がるときにふらつくなら薬を変更した方が良いでしょう。

 

~その水、本当に必要?~

前立腺肥大症なのに、寝る前に水をコップ一杯飲む患者さんがいます。そして、途中でトイレに起きるのが多くて困っているという話もしばしば聞きます。

前立腺肥大症で既に夜中トイレに行きたくなりやすいのに、さらに水分をとるのはなぜなのでしょうか?

 

話を聞いてみると、脳硬塞や心筋梗塞の予防として飲んでいる方が多いようです。しかし、脱水状態でない人が水分を多く補給して脳硬塞などを予防できるデータはありません。汗をかいて喉が渇いているなら是非飲んでください。しかし、すでに満たされている場合なら追加で飲んでも夜間にはあまり意味がありません。

 

~まとめ~

さて、ここまでの復習をしましょう。前立腺肥大症は大人の夜尿症で、夜中にトイレに行きたくなる病気でしたね。喉が渇いているなら寝る前に水を飲んでもいいですが、喉が渇いていないならトイレの回数が増えるだけですので水を飲むことはやめましょう。

 

また治療中に副作用のふらつきがあった場合は担当医にご相談ください。


稲毛区 小中台クリニック 

  院長  池田雄次