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発熱外来二つの受診の方法【発熱外来】【当日オンライン診療】 発熱外来用の診察室には限りがあるため重症化リスクの高い方が優先になりますが、 なるべく多くの方を診療できるように二つの受診方法【発熱外来】【当日オンライン診療】を設定しました。 【当日オンライン診療】も検査(PCR、インフルエンザ、溶連菌など)が可能です。 対象者は以下の通りです。
発熱外来用の診察室には限りがあるため、重症化リスクの高い方が優先になりますが、 なるべく多くの方を診療できるように二つの受診の仕方【発熱外来】【電話診療】を設定しました。 【電話診療】も【発熱外来】同様、薬をお渡ししますし検査(PCR、インフルエンザ、溶連菌など)も可能です。 対象者は以下の通りです。
内視鏡検査について
「胸焼けしてしょうがないんです。」胸焼けとは一体どういう症状でしょうか?一般的に胸焼けとは胸骨の裏側あたりが焼けるような痛みを指します。多くの場合胸焼けは食後や夕方、横になった時や前かがみになった時に出やすくなります。時々出てくる胸焼けは誰にでも起こりうるものですが、ほぼ毎日のように続く胸焼けや動くのも辛くなるような胸焼けは治療が必要になるかもしれません。胸焼けの一般的な原因 ー 逆流性食道炎 ー胃の入り口のところに、胃の内容物が食道に戻るのを防ぐ食道括約筋という筋肉があります。この筋肉が弱ってしまったり緩んでしまったりすると、胃の内容物=胃酸が逆流してしまうのです。胃の中では粘膜は胃酸に強いので胃酸によるトラブルは起きにくいのですが、食道の粘膜は胃酸に弱いので荒れてしまいます。荒れた食道の粘膜を内視鏡で見ると食道の胃に近い場所が赤くただれているのが観察されます。逆流性食道炎の症状• 胸焼け 食後横になったとき 前かがみになったとき• 咳・喉のヒリヒリ感・不眠胃酸が逆流して喉元の刺激になるため咳が出やすくなる• 睡眠時無呼吸症候群肥満が原因でどちらも同時に起きやすい胸焼けを起こしやすい生活習慣• タバコを吸う• 食後に横になる• 飲酒他に脂肪やチョコレート等を食べると酸にさらされる時間が長くなると言う報告はありますが、実際に症状が出るのは上の3つの生活習慣です。これらの症状を改善させるためには、体重を減少したりベッドの頭側を高く上げるのが有効です。単にチョコレートを我慢しても症状はあまり改善しないようです。ただし、薬を飲んで生活習慣を改善すると効果が出やすくなります。危険な胸焼けの症状とは?①持続する胸焼け②動くと苦しくなる胸焼け③呼吸困難を伴う胸焼け①の持続する胸焼けと②の動くと苦しくなる胸焼けは狭心症を疑わせる症状です。狭心症は血管を治療すると症状が改善します。逆に治療をしないと突然悪化することもあり、心筋梗塞になるかもしれません。早々に病院に受診した方が良いでしょう。③の呼吸困難を伴う場合は肺の病気かもしれません。重症の肺気腫でも同じく胸が苦しくなるので「胸焼けがする」と受診される患者さんもいます。①の持続する胸焼けでは胃がん、食道がんの可能性も考えなければなりません。胃薬を飲んでも症状が全く取れないときは胃カメラを受けた方が良いでしょう。逆流性食道炎を治さないで放置した場合、炎症が続いてガンができる場合がありますが日本人には多くはありません。報告によれば逆流性食道炎を放置していると起きる食道がんのタイプは食道腺がんが多く欧米人によくみられます。日本人にとって食道腺がんは今のところ稀なガンとされていますので(日本人の食道ガンは扁平上皮がん)、逆流性食道炎と食道がんの関連性はあまり心配しなくても良さそうです。逆流性食道炎の治し方まずは食生活の改善と減量、そして食後に横にならないようにするのが第一です。それだけで症状が落ち着くようなら薬による治療は不要です。それでも胸やけ症状が落ち着かないときはまずは胃カメラをお勧めします。しかし胃カメラがどうしても苦手な方の場合は治療的診断という方法があります。治療的診断とは、薬を飲んでみて効いたらその病気だったと診断する方法です。治療的診断の方法(逆流性食道炎の場合)逆流性食道炎に効果のあるPPI(プロトンポンプインヒビター)と呼ばれる胃酸を強力に下げる薬を飲みます。このPPIを投与すると8〜9割の人は症状が改善します。改善した場合は逆流性食道炎だったと言えます。市販薬のH2ブロッカー(ファモチジン)などは胃酸を下げるのですが、そのパワーが弱いことと持続時間も短いのでGERDの痛みなどの症状はなかなかこの薬だけでは止まらないかもしれません。ただしこのPPIの効果は胃酸を弱めることで、胃液の逆流を止めてくれる薬ではありません。ただ、逆流症状は止まらなくても8〜9割の人は症状が改善することがわかっています。つまり、逆流症状を止める必要がありません。では1〜2割の人はどうして効果がないのでしょうか?効果がない人たちは胸焼け症状に胃酸以外の成分が関連している可能性があります。そのため胃液を逆流させない方法が必要です。併用すると効果のある薬①六君子湯この薬は胃の中が一杯になると少しだけ胃を緩めてくれる作用があります。単独では効果は少ないのですがPPIと一緒に使うと症状が改善することがあります。②モサプリドこの薬は胃と腸の動きを活発にさせて内容物を腸の方に流してくれる作用があります。これもやはり単独ではなくPPIと併用すると効果が認められています。術後逆流性食道炎に効果のある薬フオイパンこの薬は胃の手術後などで逆流性食道炎になった人に使います。タンパク分解酵素のトリプシンが食道に逆流すると食道粘膜が荒れてしまう可能性が高くなるので、膵臓から出てくるトリプシンを阻害する作用があるフオイパンが効果的なのです。もしかするとPPIだけで止まらない逆流性食道炎の場合も効果があるかもしれませんが、残念ながら術後逆流性食道炎にしか保険適応がありません。これまでの治療を色々と試してみたものの、結局症状が良くならない時に手術療法を考えることになります。一部専門病院では胃の粘膜を食道の出口に巻きつけるような形で逆流を防止する手術が行われているようです。しかし海外では手術例が多いのですが、日本では手術例がそれほど多くはありません。手術までしないと治らない人は日本人にはあまり多くないようです。まとめ胃酸が逆流すると胸焼け症状が出やすくなります。放置しておいても食道がんになる可能性はあまり高くありません。ですが、毎日のように胸焼けがする方は生活の質が落ちるので医療機関を受診して検査を受け治療を検討してみてください。
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