Fever outpatient発熱外来

Fever outpatient発熱外来

研修医の方へTo the Resident

To the Resident研修医の方へ

研修について

2005年より当院では地域医療の臨床研修施設の認定を受け研修医を受け入れています。

研修は1か月という短い期間ですので研修内容については季節などに大きく左右されますが、「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず。」というモットーでなるべく経験してもらうように努力しています。

この先のページには、研修先選択の参考となればと思い当院で研修した先生方に感想を書いてもらいました。

ただし個人情報保護のため、研修医のみ閲覧可能としました。閲覧希望の研修医は次の質問に答えてください。

診察室

Voice 先輩研修医の声

大人から子供まで、そして全身のどんな主訴でもなんとかしてあげたいという町医者への憧れから、ふらットクリニック稲毛さんで地域医療研修を希望しました。

池田先生がご専門とする呼吸器内科の疾患を中心に、生活習慣病などの一般内科、整形外科、粉瘤や巻き爪などの皮膚処置、健診や予防接種に至るまで本当に診療範囲は広く、患者さんは次から次へと色々な相談をされていましたが、どんな主訴でもまず話をきき、調べ、できることをする、その積み重ねが医師としての幅を広げ、患者さんが何でも相談したくなる場所になっているのだなと感じました。

私は主に発熱外来を担当し、その他の時間は上記の外来・処置の見学をさせて頂きました。これまでcommonな感染症にファーストタッチする機会はほぼなかったため、風邪・扁桃炎・腎盂腎炎などを診るのは新鮮でした。処方(特に抗菌薬や小児)にも自信が持てない状態でしたが、池田先生を始めたくさんの先生に相談させて頂き勉強になりました。

地域クリニックでは、隠れた重症者や特別な対応が必要な患者をいかに拾いあげるか、も大切な役割と思います。「ただの風邪でなく肺炎」「ウイルスでなく(抗菌薬が必要な)細菌」、それらをどんな時に疑うか、抗菌薬をどう使うかなど、プライマリケアで役立つ多くのことを学ばせて頂きました。また発熱外来では、患者さんへの電話から診察・結果説明まで全てをさせて頂き、患者さんに対して一医師として「どう説明したらこの子は抗菌薬を飲みきってくれるかな」「検査の必要性や結果をどんな言葉で伝えれば患者さんが理解でき、納得した医療が受けられるのだろう」と考えながら対応できたことは、今後につながる貴重な経験になりました。

忙しい現場にも関わらず時間がかかってしまうこともありましたが、明るく根気よく導いて下さった先生方、スタッフの皆様には感謝でいっぱいです。

この度は本当に有り難うございました。

大原左千恵先生

Questions & Answers問題&回答

【問1】
54歳の女性。会社の健康診断で、総コレステロール280mg/dlとCK880㎎/dlを指摘されて来院した。運動の習慣もない。
とくに常用している薬もサプリメントもない。
やや最近、疲れやすく、眠気があり、毛が抜け、全身倦怠感があり、便秘気味で乾燥肌になっているのが気になるとのことであった。
脈は徐脈で体重も増加傾向とのことであった。
診断のためのスクリーニング項目としてもっとも適当なものはどれか。

【問2】
27歳の男性。イキギレとカラゼキを主訴に来院した。3.5ヶ月前から体重減少と倦怠感とが出現し、2週間前からイキギレとカラゼキを自覚している。
身長168センチ。体重55キロ。体温37.8℃。呼吸数22回/分。脈拍94回/分。整。血圧98/76mmHg。
コウクウナイに多発する白苔を認める。血液生化学所見;総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.1g/dl、LD386IU/l(基準176〜353)、免疫学的所見CRP12.4mg/dl、β-D-グルカン116pg/ml(基準10以下)、HIV抗体陽性。胸部レントゲン写真でリョウハイヤに淡いすりガラスインエイを認める。
この患者で著明に減少している可能性が高いのはどれか。

【問3】
眼科でブドウマクエンと診断されて、全身検索のため内科コンサルトされた33歳男性。
下にその時の胸部レントゲン写真と組織生検写真を提示する。
この患者の肺病変に対する治療法はどれか。

【問4】
30歳、男性の交通ジコで救急カンジャ受け入れのヨウセイがあった。
ジコ現場トウチャク時点での血圧はショクシンで78mmHgとのことであった。
救急ガイライでケッカンカクホのために準備しておくべきリュウチシンの太さ(G)で適切なものはどれか。

【問5】
75 歳の男性。ケイブシュリュウをシュソに来院した。
6か月前からケイブにそれを自覚して おり、徐々にゾウダイしてきたため受診した。

  • ガンケン結膜に貧血を認めない。
  • 左ケイブに径1.9cm のリンパ節を4個、右エキカに径2.1cm のリンパ節を5個触知する。
  • いすれも ダンセイコウで圧痛はない。
  • 心音と呼吸音とに異常を認めない。
  • 腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。

血液所見:赤血球 399 万、Hb 11.1 g/dl、Ht 37 %、白血球 6,200、 血小板 24.1 万。血液生化学所見:総蛋白 7.4g/dl、アルブミン 4.7 g/dl、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、総ビリルビン 0.7mg/dl、AST 32 IU/l、ALT 29 IU/l、LD 437 IU/l(基準 176〜353)。
胸腹部造影 CTでジュウカクリンパ節、フククウ内リンパ節およびヒゾウの腫大を認める。
次に行う検査として最も適切なのはどれか。

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