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発熱外来二つの受診の方法【発熱外来】【当日オンライン診療】 発熱外来用の診察室には限りがあるため重症化リスクの高い方が優先になりますが、 なるべく多くの方を診療できるように二つの受診方法【発熱外来】【当日オンライン診療】を設定しました。 【当日オンライン診療】も検査(PCR、インフルエンザ、溶連菌など)が可能です。 対象者は以下の通りです。
発熱外来用の診察室には限りがあるため、重症化リスクの高い方が優先になりますが、 なるべく多くの方を診療できるように二つの受診の仕方【発熱外来】【電話診療】を設定しました。 【電話診療】も【発熱外来】同様、薬をお渡ししますし検査(PCR、インフルエンザ、溶連菌など)も可能です。 対象者は以下の通りです。
小児科の症状
喉の痛みは、ものを飲み込む時に感じられるイガイガした感じから、人生最悪の痛みというほどの激痛まで様々です。多くはウイルスの感染によって引き起こされ、自分の免疫力でおおむね自然に治ります。しかし、溶連菌など細菌感染の場合もあります。咽頭炎の症状代表的な症状は以下の通りです。• 喉の痛みや違和感• 首やあごの痛みと、首のリンパ節の腫れ• 唾を飲み込むと悪化する痛み• 飲み込みにくくなる• 真っ赤に腫れ上がった扁桃腺• 扁桃腺に膿や白苔(白い物質)が着く• かすれ声、こもった声溶連菌感染症咽頭炎の最も重要な原因の一つに溶連菌感染症があります。お子さんに多い疾患ですが大人にも感染します。自分の免疫力で治すことも可能ですが、腎臓に炎症を起こしたりリウマチ熱という全身の病気を発症したりするので、現在では10日間の抗生物質の服用が推奨されています。お子さんで喉が痛いという時は、溶連菌がいるかどうか医療機関で確認したほうがよいでしょう。• 扁桃腺の発赤と白苔• 38℃以上の発熱• 首のリンパ節の痛み• 咳が出ないこと• 3歳〜14歳まで上記の5項目で当てはまるものが多いほど溶連菌感染症である可能性が高まります。中でも咳の有無に関しては、それだけで判断することは困難です。咳が出ていると溶連菌の可能性は半分に減りますが、可能性が消えるわけではありません。猩紅熱(しょうこうねつ)について溶連菌で全身に細かい小さな発疹が出る場合があります。猩紅熱という特別な名前が付いています。溶連菌が持っている毒素(発赤毒)により体が赤くなります。全身に発疹が出るので驚かれるかもしれませんが、溶連菌の治療をしていれば治りますのでそれほど心配はいりません。猩紅熱発症後の経過咽頭炎を発症した翌日から全身に発疹が出てきます。体全体に赤い発疹出ますが、口周囲は発疹が出ないため白く見えることが特徴です。また苺のような舌になります。体全体に出た発疹は1週間後くらいから剥がれ落ちていきます。剥がれ落ちるのが落ち着くまでに4週間ほどかかります。EBウイルス感染症(伝染性単核症)溶連菌感染症の次に重要な咽頭炎は、EBウイルス感染症(伝染性単核症)です。このウイルスにかかると熱がなかなか下がりません。熱が下がらない場合はこのEBウイルスに罹患しているか採血をして調べます。EBウイルス感染症は肝機能も悪化するので確認する必要があります。具体的には、肝機能の数値が500IU/dL以上(正常:30IU/dL未満)に上がる場合があります。肝障害は多くの場合2〜3週間すると回復します。また、まれではありますが脾臓破裂を起こして死亡することもあります。ちなみに、我が国における2010年までのEBウイルスによる脾臓破裂の報告は9症例です。[日臨外会誌 71(9),2261—2265,2010]そのため、脾臓が腫れていないかどうかについても超音波検査で確認する必要があります。お子さんに多い、喉にくる夏風邪お子さんに多い喉に痛みのくる夏風邪にはヘルパンギーナと手足口病があります。両方ともエンテロウイルスやコクサッキーウイルスによって引き起こされます。ヘルパンギーナは発熱と咽頭の水疱を伴うウイルス性咽頭炎で、手足口病は発熱と咽頭の水疱に加えて手や足に発疹が出る病気です。原因ウイルスのタイプが似通っているので両者は区別が非常につけにくく、裏を返せばほとんど同じ病気と考えられます。ともに最初に39℃〜40℃近い高熱が出ることもしばしばですが、高熱は3日以内に下がります。熱が下がる途中で口腔内に発疹がでて(ここまではヘルパンギーナも疑う状況)、その後手足に発疹が出てきます(ここで手足口病と判明)。手足に発疹が出ても口の中に水疱がない場合や、手足だけでなく胸から肩にかけての発疹が出たり、発疹の出現するパターンはさまざまです。小中学校や幼稚園や保育園では登校・登園許可書が必要になるため、医療機関を受診して許可書をもらわなければならなくなります。もちろん夏休み期間中は必要ありません。ヘルパンギーナと手足口病はどちらの疾患も対症療法で経過をみていると4、5日以内に治癒します。しばらく発疹の跡が残りますが、特に後遺症はありません。咽頭炎の治療治療は痛みを抑えることが第一になります。ちなみに、咽頭炎の多くの場合はウイルスが原因のため抗生物質は不要です。 <漢方>喉の痛みには漢方薬の桔梗湯や小柴胡湯加桔梗石膏や甘草湯をしばしば使います。特に桔梗湯は患者さんからリクエストの多い薬です。桔梗湯は喉に直接作用するため、白湯に溶かして喉の粘膜によく行き渡るように口の中に含んでから飲み込むほうが効果が高くなります。粉薬が苦手でなければ一度試してみても良いかもしれません。<痛み止め>痛み止めはアセトアミノフェンやロキソニンを使います。イソジンなどの強いうがい薬はむしろ喉を痛めることもあるのでマイルドなうがい薬を当院では処方しています。<ステロイド入り点滴>どうしても早く痛みを取りたい場合はステロイドなどをいれた点滴などを使います。特に水分も摂るのが困難な場合には点滴が有効です。1回の投与で24時間後に痛みが治まる可能性が2倍になります。(Corticosteroids for treatment of sore throat: systematic review and meta-analysis of randomised trialsの論文より)ただし、痛みが消失したとしても、全身の倦怠感など全体の病気が改善するには4、5日はかかります。注射は苦手という方もいらっしゃるので非常に重症の咽頭炎の患者さんにしか点滴はオススメはしていません。まとめ咽頭炎はさまざまな原因があります。原因と状態によって治療方針が変わってきます。喉が痛くて赤い時が医療機関を受診する目安です。
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