Fever outpatient発熱外来

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背中の黄色いシミ 

皮膚科について

と70歳代の患者さんからの質問です。
背中を拝見すると今はそのシミは消失しています。
一時的に出ていたということになります。
「黄疸じゃないでしょうか?」とご心配のようです。
赤血球が壊れるとビリルビンという黄色い色素が出てきます。それが皮膚が黄色くなるほどたまると黄疸になります。
ふだん体が黄色くならないのはビリルビンは胆汁となって大便のほうに排泄されるからです。

このシミはおそらく内出血が原因です。
内出血した後にその場所に取り残された赤血球が壊れて黄色くなります。
一般的に打撲したところをよく観察していると、最初は赤紫~青紫色で次に黄色になって最後は肌色になります。
今回打撲はしていらっしゃらないということでした。
血管が少しもろくなっているところがあってそこから赤血球が漏れ出したのだと思います。
しばしば見られる皮膚の変化ですので心配はいりません。